「新卒でフリーランス」と夢見ている人は「一度は社会経験しろ」って思う

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「新卒でフリーランス」にあこがれる若者が増えていると聞きました。

もちろん「自分には独立してやりたいことがある」とはっきり言える人は、自分の信じた道を突き進んだ方がいいと思います。

それが、会社や団体に属さないフリーランスという選択であっても、僕は全然OKだと思っています。

「安定した仕事につきたい」と考えても、そんなに甘い時代ではありません。

安定の定番の公務員も、給料削減ばかりメディアで取り上げられますよね。

世界のトヨタ自動車でさえ「正社員の終身雇用は難しい」と発言しています。

大手保険会社の集団左遷やリストラを考えると「大きな会社に入ったから一生安泰」なんて考えは持たない方がいいでしょう。

 

だからと言って「フリーランス」の道を進むことは、かなり覚悟が必要です。

生半可な「フリーランスよさそうだなぁ」ってくらいの気持ちなら、かなり危険な状態です。

なぜなら、真実を見極めることなく「煽られている」だけだからです。

 

フリーランスになるのは「修羅の道」だから覚悟しましょう。

そもそも「仕事をしたことがない」若者がフリーランスになって、どんな仕事ができるんでしょうか?

社会を知らないままフリーランスになっても、経験値が低くて「仕事が甘い」状態になることが予想されます。

だらだらと仕事をしたり、生活のリズムを崩したりしているようでは、フリーランスとして生涯仕事をしていくのは難しいでしょう。

そもそも、フリーランスはサラリーマン以上の努力をする必要があります。

会社に属していれば固定給が支払われますが、フリーランスはすべて「成果報酬」です。

会社のように「誰かが仕事を代わりにやる」ことがないので、すべて自己責任でやり遂げなければいけません。

だけど、修行もせずに「一人前の仕事」ができるのか、疑問しか残りません。

フリーランスは「一度就職した人」がほとんど

そもそも、フリーランスに転身した人は「一は度就職している」人がほとんどです。

本当にフリーランスになりたいなら、就職して、仕事について学んで、人間について学んで、それから「フリーランス」になればいいんです。

そこで「会社がイヤだなぁ」と思って辞めて「フリーランス目指そう」という流れになるのは、よくあることです。

彼らは、結果的に「フリーランスになった」かもしれませんが、一度は会社で「仕事の厳しさ」を味わっています。

つまり、「フリーランスの仕事をなめている」人は「役不足で全然稼げない」という地獄を見るでしょう。

自分の力でお金を稼ぐことは、はっきり言って「難しい」です。

「フリーランスの方が忙しい」だけど「収入は落ちた」ということは、珍しい話ではありません。

5年、10年たって「フリーランスからアルバイトや派遣へ」と流れる人だっています。

 

それでも「フリーランスになる」と決めているなら、少なくとも学校を卒業する前に「毎月15万円以上を稼いで当たり前」という状況を作っておいて当たり前です。

この金額は、派遣やアルバイトでも稼げる金額ですが、フリーランスとして稼ぐのは結構難しいです。

これがクリアできないようでは、フリーランスになる覚悟が足りないと言わざるを得ないでしょう。

逆に自力でこの金額を稼げるなら、フリーランスという選択をしても、自力でお金を稼ぐ術を身につけられるでしょう。

 

「フリーランスがいいよ」という声の正体

そもそも、なぜ「フリーランスがいい」と思っているのでしょうか?

「フリーランスがいいよ」と煽る人は、大きく分けるとこの3パターンに分けられます。

 

・自分の利益のために煽って自分のファンを作るのが目的(インフルエンサー)

・低年収だけど会社員より「自由がある」と遠吠えする(負け組)

・成功したから本当に「いいよ」と言っている(成功者)

 

フリーランスを進める人の中心は「インフルエンサー」つまり、影響力を持っている人の存在があります。

これはフリーランスだけではなく、大衆はインフルエンサーの意見に同調する慣習があります。

周りにも、芸能人・ジャーナリスト・政治家が言っていることを、そのまま真似して言っている人って多いですよね?

 

・インフルエンサーが「フリーランスいいよ」と言う

・フリーランスな自分を正当化するために「フリーランスいいよ」と言う

 

ただ、これって仕事のレベルで考えるとすごく低いです。

なぜなら、煽る人は「自分のことしか考えていない」からです。

仕事にポリシーを持って、誰かのために仕事をするという使命感を持っている人がどれだけいるのでしょうか?

「社畜」に共感してしまうのが危険

「社畜」という言葉も、かなり定着してきましたね。

社畜とは【=会社の家畜】という意味です。

有名なブロガーさんが社畜発言をしたことで、この言葉を世に知ら閉めました。

まず、会社に属するということは「時間も労力もすべて会社に奪われ会社に飼いならされた家畜である」と話をします。

「社畜が悪」を前提として、その理由を説明したあとに「フリーランスはいいぞ」と煽りを入れる話法です。

この呼び方には散歩両論あるのですが、共感を持つ人も数多くいます。

すでにたくさんの人がこの言葉を使っているんですが、個人的には人権侵害や冒涜を含むので好ましい呼び方とは思えません。

しかしながら「社畜は悪」そして「フリーランスがいいよ」という煽りを真に受けて、まだ社会経験がないような若者がフリーランスを志すのは、かなり心配です。

会社や組織では人間関係が複雑に絡み合っており、それが摩擦を生むこともあれば、感謝や連携による満足感を得ることもあるでしょう。

それを経験したことがある人は、その後フリーランスになっても自分の力だけではなく、他のランサーたちと連携したり、時には企業の手を借りたり、人の力を利用することが大切だと理解しています。

だけど、新卒でフリーランスになると、最初から一人の世界で仕事をすることになるため、考え方が偏って、仕事に行き詰まることもあるでしょう。

労働者を軽蔑するだけ、感謝もしていない、そう受け取れる発言をする人達にモラルなんてあるんでしょうか?

 

・自分のご飯を作ってくれるお店

・自分の代わりにゴミを回収してくれる人

・老人の介護をしている介護士

・病院で働く看護師

・コンビニで働く人

 

・公共施設や道路を作っている作業員

彼らに言わせれば、こういった労働者は「社畜」呼ばわりです。

だけど、僕はどう考えても「社会に必要とされる人」だと思っています。

「社畜」の中には、お金ではなく「社会貢献」に重きを置いている人もたくさんいます。

そういった社会を作り上げている人達を、社会のすみっこで煽っている、根底にあるのは「自分さえ良ければいいって考え方」以外にあるでしょうか?

「社畜」って言える人、人間としてどうかなって思います。

そもそも自営業者の親は会社員を勧めてきた

農畜産、漁業など「自営業者」として生計を立てる人達は、自分の子供に「自分のようになれ」と言わない人が多いです。

なぜなら、自営業で生きていくことは、会社員よりつらい思いをしている人が多いんです。

だから、愛する自分の子どもに「自分と同じ苦労をさせたくない」という気持ちから、会社員になるように勧めてきました。

時代を逆行して「自営業者になる」という若者が増えてきけど、「自営業者の苦労」を知らないまま「自由な生き方」だけをうらやんでいる可能性があります。

 

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就職して正社員になれば、一般的に「年収300万円以上」は稼げます。

だけど、フリーランスの平均収入を稼いでも「年収200万円以下」なんです。

もちろん、これは「1年目」の話です。

サラリーマンなら、10年たつと昇給します。

だけど、フリーランスが10年後に稼げるかは「すべて自分次第」です。

時代の変化に伴い、求められるスキルも違ってきます。

常に自分のビジネスを追い続ける能力が求められるので、賢く生きていく力も必要です。

 

そもそも、多くの労働者がフリーランスを目指したら、フリーランスの収入は上がるのでしょうか?

答えは「ノー」だと、はっきり言えます。

なぜなら、フリーランスの世界は「椅子取りゲーム」だからです。

フリーランスの誰かが稼ぐと、その分「仕事をもらえない人」が増えます。

つまり「稼げるフリーランスになれる人」は、限られているんです。

これらを考えると、安易にフリーランスになるよりも「修行するつもりで就職する」という道を選ぶ方が堅実です。