遺族年金とは?公的年金で受け取れるのは老後の年金だけじゃない

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公的年金で受け取れるのは、老後の年金だけと思っていませんか?

実は、公的年金にはもう一つ大切な役割があるんです。

それは、万一のときに役に立つ「遺族年金」で、配偶者に万一のことがあった場合、遺族が受け取れる年金です。

この遺族年金がいくらになるのか知っておくと、生命保険の加入額を考えるときに役に立ちます。

遺族年金の種類

年金保険料をきちんと納付している人なら、遺族年金の支給要件に該当する可能性が高いです。

「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」の2種類の違いを覚えておきましょう。

遺族基礎年金

遺族基礎年金が受け取れるのは、次のいずれかに該当する人が死亡した場合です。

 

・国民年金に加入している人

・国民年金に加入した人で60歳以上65歳未満で日本国内に住んでいる人

・老齢基礎年金の受給権者または受給資格を満たしている人

 

箇条書きにすると少しわかりづらいですが、年金保険料をきちんと支払っていれば、基本的に該当すると思って大丈夫です。

遺族基礎年金の基本額は780100円。この金額を覚えておくと、生命保険で必要な保障額を計算するとき役に立ちます。

受給基本額に加えて、子どもが何人いるかによって遺族年金の支給額が上乗せされます。

子の数加算金額受給額
1人224500円1004600円
2人449000円1229100円
3人523800円1303900円

遺族基礎年金の受給要件として、遺族に子どもがいることが絶対条件となります。

結婚していても、子どもがいない場合は遺族基礎年金が受給できないので、この違いを覚えておきましょう。

遺族厚生年金

遺族厚生年金が受け取れるのは、厚生年金に加入している人です。

厚生年金なので基本的に会社員が加入している年金なのですが、パートやアルバイトでも一定の条件を満たせば加入できるので「私は厚生年金に加入しているの?」と気になる人は自分の給与明細を確認してみましょう。

遺族基礎年金は子どもがいることが受給の条件でしたが、遺族厚生年金は子どもの有無や年齢に関係なく支給されます。

支給される金額は、死亡した人が受け取れる年金の3/4(75%)となります。

もちろん、国民年金だけに加入している人は受け取ることができません。

 

遺族年金と子どもの進学

厚生年金に加入している人なら、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受給できます。

まず、子どもが18歳になるまでは両方の遺族年金がもらえます。

そして、子どもが19歳になると遺族厚生年金だけが支給されるんです。

 

子どもが大学に進学させるには、19歳から学費が必要になります。

ですから、遺族年金で足りないと不安が残る部分は、保険で保障しておいた方がいいんです。

 

遺族年金の仕組みを知らないと、無駄に高い保険料を支払う原因となります。

なぜなら「本当に必要な保障額」が見えないからです。

なんとなくの恐怖や不安で高い保険料を払うより、生活に必要なお金を考えてみましょう。