流行りの「就労不能保険」は必要か?(身体障害と公的保障)

「からだに障害を負って働けない」

自分がこんな状態になることを、想像したことありますか?

 

保険で言えば、死亡を保障に加入している人は多いです。

人はいつか死亡するので、死亡保障の必要性は理解されやすいです。

 

だけど「自分が障害を負う」というリスクはあんまり考えない。

そんなときは、具体的に「障害を負う状況」をイメージしてみましょう。

 

 

障害の原因

・交通事故で体に障害を負う

・脚立から転倒して障害を負う

・突起物で目を突いて見えなくなる

・がんで声を失う

 

どうでしょう、死亡するより障害の方が身近な気がしませんか?

 

国民年金と厚生年金の障害年金

障害者の公的保障に「障害年金」があります。

だから「障害状態になったら年金がもらえる」と考える人も多いです。

 

<国民年金加入者>

 

・障害基礎年金1級

・障害基礎年金2級

 

障害の程度が1級もしくは2級に該当した場合【障害基礎年金】が支払われます。

 

<厚生年金加入者>

 

・障害基礎年金+障害厚生年金1級

・障害基礎年金+障害厚生年金2級

・障害厚生年金3級

 

障害の程度が1級もしくは2級に該当した場合【障害基礎年金+障害厚生年金】がもらえます。

加えて【障害厚生年金3級】があるため、国民年金より障害の対象が広いです。

 

国民年金より厚生年金は【年金額・障害の対象】ともに優れています。

具体的な障害状態と等級

身体障害状態の○級って、どのように違うか具体的に見てみましょう。

例えば視力の身体障害状態は、程度に応じてこういった違いがあります。

等級障害の状態
障害基礎年金
障害厚生年金
1級
両眼の視力の和が0.04以下のもの
障害基礎年金
障害厚生年金
2級
両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
障害厚生年金
3級
両眼の視力の和が0.1以下のもの
障害者手帳
1級
両眼の視力の和が0.01以下のもの
障害者手帳
2級
両眼の視力の和が0.02以上0.04以下のもの
障害者手帳
3級
両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
障害者手帳
4級
両眼の視力の和が0.09以上0.12以下のもの
障害者手帳
5級
両眼の視力の和が0.13以上0.2以下のもの
障害者手帳
6級
一眼の視力の和が0.2以下で他眼の視力が0.6以下かつ両眼の視力の和が0.2を超えるもの

こういう感じで、障害の程度に応じて障害等級が決められます。

 

就労不能保険と身体障害者手帳

最近「就労不能保険」が流行っています。

でも、これってどんな保障か知っていますか?

就労不能保険は、基本的にこの2つのどちらかに該当すると支払われる保険です。

・障害年金の支払い開始

・身体障害者手帳の発行

 

支払い方法も、大きく分けて2種類あります。

・年金や月額で支払うタイプ(年金型)

・一時金として支払うタイプ(一時金型)

 

年金型は、若いときに障害を負っても長く年金を受け取れます。

一時金型は、どの年齢でも一定の金額を受け取れます。

1長1短なので、選ぶときは「好み」でいいと思います。

 

何人くらい身体障害者手帳を持っている?

日本の身体障害者手帳を発行者は519万人です。

けっこう多くないですか?

 

さらに内訳を見ると、

・身体障害者手帳の3級以上を持っている人は328万人(全体の63%)

・身体障害者手帳の4級以上を持っている人は455万人(全体の88%)

 

就業不能保険も、3~4級を該当範囲とする保険会社が多いです。

 

就業不能保険を取り扱っている保険会社

これらの保険会社で、就業不能保険を取り扱っています。

(令和1年度時点)

保険会社商品名対象の障害状態
アフラック給与サポート保険障害年金1.2級
住友生命1UP障害年金1.2級
三井住友海上あいおい&LIFE障害年金1.2級
日本生命もしものときの生活費障害年金1.2級
東海あんしん就業保障不能プラン障害年金1.2級
損保ジャパンひまわりじぶんと家族のお守り障害年金1.2級
明治安田生命ベストスタイル障害者手帳1.2級
日本生命みらいのカタチ障害者手帳1.2.3級
富国生命生活保障特約障害者手帳1.2.3級
FWD富士FWD収入保障障害者手帳1~4級
第一生命ジャスト
(アシストワイドプラス1)
障害者手帳1~6級